
杉山は気絶している恵を抱きしめながら、善一を見た。
「善一、いや、社長!」
「何だ、杉山!」
「もう、恵はええやろ!」
「何がいいんだ!」
「こ、これからは俺にだけ本格的なM男調教をしてくれ!」
途端に善一は顔をほころばせた。
「よく言ったぞ、杉山!だけど、恵への調教をやめるわけにはいかない。」
「そ、そんな・・・・・・。」
「ふっ、わかったよ!おまえの気持ちをいくらか汲んで、これからは恵にこんなきつい責めをするのはやめて、恵への責めよりおまえへの本格的なM男調教をするのを中心にしたプレイをしていくことにしよう。」
「た、頼む、社長。恵がこんな目にあうのだけは、俺はとても見ていられない。」
杉山は、頭を下げながらそう言った。
「よし、わかった。じゃあ昼休みだ。乾、中村、恵を起こして恵と杉山の体を洗ったら、二人に昼飯を食わせてやれ。」
「はい、わかりました、社長。」
「俺は、昼飯を食う前にまさみのところへ見舞いに行ってくる。」
「わかりました、社長。後は、わたしたちが留守番をしておきます。」
乾はそう言った。
「それじゃあよろしく頼むぞ。」
「はい、わかりました。行ってらっしゃいませ。」
善一は、第1調教部屋を出て行った。
それから少し経った頃、天満橋の白髪病院の特別室では・・・・・・。
まさみは病室の窓のところに立って、ガラス窓越しに大阪の町を見ていた。
(ここでこうしていたら、大阪に来てからのことがまるで夢みたいに思えるわ。)
まさみはそう思った。
その時、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「どうぞ。」
まさみがそう言うと、部屋のドアが開いて、人が入ってきた。
「あ、あなたは、わ、若菜さん!」
「元気そうだな、まさみ?」
「ええ、もう熱が下がって、窓のところへ立って、外の景色を見ているわ。大阪の町も高層ビルが林立して、東京と変わんないわね。」
「ああ、確かに、大阪も東京と同じ大都会さ。それはともかく、外の景色が楽しめるまで回復してよかったじゃないか、まさみ。だけど、熱が下がったばかりだから、今日は無理をするなよ。」
「ふん。どうせわたしに早く元気になって、退院してもらいたいんでしょう、若菜さん。」
「ははは。そうだ、その通りだ、まさみ。それで、おまえが退院したら関のことで教えてもらいたいことがあるんだ、まさみ。」
「準ちぁんのことで教えてもらいたいこと?」
「ああ、そうだ、まさみ。思いつかないのか?関の下半身のことだよ。」
その言葉を聞いて、まさみは驚いた表情をしたが、次の瞬間、まさみは笑顔を浮かべた。
「そう。ということは、里香は準ちゃんともうそこまでの関係になっているの?」
「ああ、そうだ。だから、おまえが退院したら、里香が若菜興業に来るから、インポの関のベニスを立たす方法を里香に教えてやってくれよな、まさみ。」
まさみは笑顔を浮かべた。
(ふん。かまをかけたら、若菜さんのほうからしゃべってくれたわ。準ちゃん、わたしの居場所を知るために里香の前でインポの振りをしたの。それはさぞかしセックス好きの準ちゃんには辛かったでしょうね。でもありがとう、準ちゃん。)
まさみはそう思った。
「若菜さん、でもね、わたしは、自分が死ぬほど嫌いな里香に、その方法をただで教えるわけにはいかないわ。」
まさみはそう言った。
「ふっ、まさみ。おまえが教えざるを得ないようにしてやるさ。じゃあ、俺はこれから里香が出来るだけ早くおまえにペニスを立たす方法を教えてもらえるように、院長に会っておまえが早く退院させてもらえるように頼んで来る。」
「あまり早く退院させられて、また調教されるのは真っ平ごめんよ!」
「ふん、まさみ。おまえがいないと、毎日恵をメインで調教することになるぜ。現に、今日もさっきまで恵を調教してきたところだ。」
まさみは驚いた顔をした。
「ねえ、若菜さん、一体、恵にどんな調教をしているの?」
「さっきはアナルにバイブを入れて、おまんこの中にザーメンを中出しするのを、口から泡を吹いて気絶するまでしてやったぜ!」
「う、うそー!そ、そんなことをしているの、若菜さん!」
「ああ、そうだ。」
善一は笑顔でそう言った。
「若菜さん、わたしを早く退院させてもらうように先生に頼んで。お願いします。」
「わかったよ、まさみ。じゃあまたな。」
善一はそう言うと、部屋から出て行った。
善一が部屋から出ていくのを確認すると、まさみは目から涙を流し始めた。
それは、まぎれもなくうれし涙だった。
「準ちゃん・・・・・・やっとわたしに会いに来てくれるのね・・・・・・わたしが退院したら・・・・・・大阪に来る里香の後を・・・・・・つけて来るの・・・・・・早く会いたいわ・・・・・・。」
まさみは涙をぽろぽろこぼしながら、そう独り言を言った。
それから数分後・・・・・・。
善一と院長の白髭は、病院の屋上に立っていた。
「院長、まさみは元気そうじゃないか。もう退院させてもいいんじゃないのか?」
「今朝、熱が下がったばかりやから、明後日の朝まで様子を見て、熱が上がらなくてまさみさんの体調がよかったら、退院させるつもりや。」
「明日の朝まで熱が出なければ退院させてもいいんじゃないのか?」
「普通はそうするんやけど、明日は祝日やから病院は休みや。せやから、祝日明けで退院手続きが出来る明後日まで、退院させることはでけへん。」
「先生、そこを無理言うようだが、明日の朝までまさみの熱が上がらなかったら、明日の午前中にまさみを退院させてやってくれないか?ちょっとこちらにもまさみを早く退院させたい事情があるんだ。」
「それは無理やって言いたいところやけど、あんたとわしの仲や。わしが退院手続きをして、明日退院させてやってもええで!」
「ありがとう、先生。無理言って、申し訳ない。」
「その代わり、あのまさみって言う女、大阪にもなかなかおらんほどのべっぴんでスタイルもええから、一度、わしとプレイさせてくれや。」
「ああ、かまわないぜ、先生。先生はしょっちゅうSMクラブに通って、マゾ女と遊んでいるだろうから、マゾ女のまさみとプレイしたらまさみに夢中になってしまうかもしれないかもな。」
善一は笑顔でそう言うと、煙草を吸った。
それから、30分後、横浜にあるK大では・・・・・・。
教養学部の校舎の隣りの食堂では、里香がひとりでランチを食べ、食後のコーヒーを飲んでいた。
その時、携帯電話がなったので、里香は電話を取った。
「もしもし、若菜です。」
「おい、里香か。」
「ああ、お兄ちゃんね。」
「ああ、そうだ。」
「こんな時間に電話なんて、まさみのことで何か話でもあるの?」
「ああ、そうだ。里香、明日の朝までまさみが熱を出さずに調子が良かったら、明日の午前中にまさみを退院させる。だから、もしそうなった場合は明日朝また連絡するから、明日の午後にでも大阪の若菜興業に来ないか。そうして、まさみに関のペニスを立たせるマッサージを教えてもらえ。」
「わかったわ、お兄ちゃん。でも、ひとつ心配なのは、まさみが簡単にそのマッサージ法を教えてくれるかしら。」
「大丈夫だ。恵を浣腸するとでも言えば、まさみはおまえにマッサージ法を教えざるを得ないさ。」
「なるほど、そうね。じゃあ、明日大阪へ行けるように準備しておくわ。」
「ああ、そのつもりでいてくれ。じゃあ、また明日朝電話をする、里香。それじゃあな。」
「わかったわ、お兄ちゃん。」
里香がそう言うと、善一からの電話は切れたので、里香も電話を切った。
その時、里香は後ろから肩をたたかれた。
里香がびっくりして、後ろを見ると準三が立っていた。
「こんにちは、里香さん。」
「せ、関さん、びっくりしたわ。」
里香はそう言った。
「誰かと電話をしていたのか、里香さん。」
「ええ。ちょっと友達とね。」
「そう。でもあんまり人が多いところで携帯電話で話をしないほうがいいよ。普通の会話と違って目立つからね。誰かほかの人に聞かれるかも知れないよ。まあ、俺は人が電話をしてるのを聞くのは嫌いだから聞かないけど。」
「そ、そうね。ありがとう、関さん。」
それから、準三は隣の席に座った。
「ところで、里香さん、あのことは何とかなりそう?」
「ああ、明日の祝日にでも知り合いのマッサージ師の人の所に行って、聞いてくる予定よ。電話して聞いてみたら、確かにEDに効くマッサージがあるんだって。だから、聞いて来るまで待っててね、関さん。」
「ああ、期待しているよ。」
準三はそう言った。
その時、里香は時計を見た。
「ああ、いけない!」
「どうしたの、里香さん。」
「ごめんなさい、関さん。次の時間は化学実験の授業で、わたしは準備があるから、すぐに実験室に行かなければならないの。」
「ああ、そう。でも、英語学科なのに、そんな授業を取っているなんて、珍しいんじゃない、里香さん。」
「うん。別に取らなくてもいい教養課程の単位なんだけれど、実験っていろいろな結果が出るのが面白いだろうと思って、授業を取ったの。」
「そう、じゃあ実験室で遊んで来て。」
「うん、遊んで来るわ。」
そう言うと、里香は立ち上がって食器を持った。
「じゃあ、関さん。また明後日にでも電話をするから。」
「うん、期待して待っているよ。」
「そうしたらまたね、関さん。」
「またね、里香さん。」
里香は食器を持って、食器返却口のほうに行った。
そして、そこに食器を置くと、食堂から出て行ってしまった。
準三は、そんな里香の姿をずうっと見ていた。
(里香、EDに効くマッサージなんてないよ。大体、そんなものがあったら、医者はいらないじゃないか。だけど、おまえはそれを聞きに、明日、まさみに会いに行くようだな。そうしたら、明日、おまえと同じ乗り物に乗って、付いて行ってやるよ。まさみ、待っていろよ!必ず、助けてやるからな!)
準三は、そう、心の中でつぶやいた。
(第101話につづく)
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この記事へのコメント
ありがとございます。>悪夢さん
でも、わたしも最近、短編を書いてみたくなりました。
というのが、最近はお客さんの数が減っていますからね。長編は、連載の段階では、継続して読むということが大変なのかも知れません。脱稿すれば、また別なのかも知れませんが。
それから、いいところをついていますねえ。第101話に森山が登場しますよ。
では、また。
でも、わたしも最近、短編を書いてみたくなりました。
というのが、最近はお客さんの数が減っていますからね。長編は、連載の段階では、継続して読むということが大変なのかも知れません。脱稿すれば、また別なのかも知れませんが。
それから、いいところをついていますねえ。第101話に森山が登場しますよ。
では、また。
こんばんは(*^-^)
100回目おめでとうございます・・でも良く考えたら・・・前のとあわせて132回・・・すごいです・・・わたしも長編とか描こうかなっ・・・・
それに、そろそろ白馬のナイトが・・・でも・・・まだなんかありそう・・・・森山さんがらみかなっ・・・
100回目おめでとうございます・・でも良く考えたら・・・前のとあわせて132回・・・すごいです・・・わたしも長編とか描こうかなっ・・・・
それに、そろそろ白馬のナイトが・・・でも・・・まだなんかありそう・・・・森山さんがらみかなっ・・・
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