
準三は、寺田の言葉を聞いていたが、やがて笑みを浮かべた。
「寺田さん、あんた、はったりがうまいようだな。俺は、元プロレスラーの乾と日本刀を振り回す元ヤンキーの若菜善一を倒したんだぜ。そんな俺をあんたみたいな小さな男が簡単に倒せるのかい。」
「倒せるよ、関。この一本の木刀さえあったら、俺は簡単におまえを倒せるで。」
「すごい自信だな、寺田さん。」
「関、おまえも聞いたことがある思うけど、”剣道三倍段”と言う言葉を知ってるやろ。あれは、刀対素手で剣道家と空手家が闘った場合、剣道初段の相手には空手三段以上の実力がないと対等に闘うことができないという意味や。まして、俺は今のスポーツ化した剣道と違って、室町時代から続く相手を殺すためだけにあみだされた柳川流剣術の6段や。せやから、極東空手初段のおまえ程度の実力やったら、対等どころか全く相手にならへんと思うで。」
「ふん、寺田さん、確かに”剣道三倍段”という言葉は俺も知っているよ。だけど、極東会の大島館長は剣術の達人に何度も勝っているし、真剣に対抗する技もあみ出している。だから、極東空手にだけは、”剣道三倍段”という言葉は当てはまらない。俺は、そう思っている。」
「ははははは。それは、大島さんみたいな極東空手の達人クラスの話やで。関、おまえ程度の実力やったら真剣や木刀を持った相手とはとても対等に闘えないし、極東の真剣対抗技の真剣白刃取りもでけへんわ。そやろが、関?」
「確かに真剣白刃取りはできないさ。だが、おまえと対等に闘えるかどうかは、やってみないとわからないさ。」
「なるほど。ほな、どうしても、俺と勝負をするというわけやな。」
「当たり前だ。俺は、まさみを助けるためには、たとえあんたがどんなに強かろうが、対等に闘えなくても、とにかくあんたを倒してまさみを助けに行くんだ!だから、勝負しろ、寺田さん!」
「なるほど、それほどまで勝って、自分の女のところへ行きたいんか。わかったわ。おまえの望み通り勝負をしてやるわ。かかってこい、関!」
寺田にそう言われると、準三は天翔の構えをしたまま間合いを詰めていった。
そうして、寺田の顔面めがけて右横跳び蹴りをした。
が、寺田は右足を軸にして左足を後ろにずらせて、ぎりぎりのところで準三の蹴りをかわした。
「そ、その技は!」
そう準三が言った。
「おまえが得意の流水や。これは森山君に教えてもろたんやで、関!」
「も、森山さんにか。」
「ああ、そうや。関、おまえも剣術相手に蹴りや突きを全部かわされるとなったら、攻撃がしにくいやろう。せやから、今度は俺が攻撃してやるわ。」
寺田はそう言うと、準三との間合いを詰めていった。
そうして、寺田は間合いがつまると、素早く踏み込んで上段から木刀を振り下ろした。
すると、準三は、右足を軸にして左足を引いて、ぎりぎりのところで木刀をかわした。
「ふっ、関、おまえも流水か。そしたら、そのおまえの流水が俺の剣術には何の役にも立たないことを教えてやるわ。」
寺田はそう言うと、木刀を両手で持ったまま、上段にかまえた。
そうして、準三との間合いを詰めていった。
そして、間合いがつまると、素早く踏み込んで上段から木刀を振り下ろした。
さっきと同じように、準三は、右足を軸にして左足を引いた。
ところが、寺田は木刀を斜めに準三の腹部めがけて振り下ろしたのだ。
木刀は、関の腹部に当たった。
「ぐえー!」
準三は、思わず腹を押さえてしゃがみ込んだ。
「関の得意技の流水、破れたり!」
「くそう・・・・・・。」
「関、どうだ。おまえは腹筋を鍛えているだろうから筋肉だけの損傷で済んでいるだろうが、普通の奴だったら内臓破裂を起こしているかも知れないぜ。この横にまわす剣をかわすには、おまえが流水をするときに足を引く動きを二回しないと後ろに後退できないが、森山君みたいにそこまでできるかな。」
(で、できない。俺には寺田のあのめちゃめちゃ早い剣を二回も足を引く動きをしてかわすほどのスピードはない。)
そう準三は思った。
「ふん、その顔を見たら、できへんようやな。そしたら、今度は俺から攻撃させてもらうで。」
そう寺田は言うと、今度は木刀を右斜め前にかまえた。
そうして、寺田は素早く踏み込むと木刀を右斜め下に振り下ろした。
準三は、素早く後ろに飛んで、木刀をかわした。
「ふふふ。後ろへ飛ぶとは考えたな。せやけど、関、それは、何回もでけへんで。」
そう寺田は言うと、再び、素早く踏み込んで木刀を斜め下に振り下ろした。
準三は、さっきと同じように、後ろへ素早く飛んで、木刀をかわした。準三は、寺田が攻撃して来る度に後ろへ飛んでかわすことを繰り返した。
すると、知らないうちに準三は部屋の隅の壁の前に追い込まれていた。
「さあ、関、どうする。後ろと左右が壁やったら、もう前以外に飛ぶことはでけへんで!」
まさみは、やっと関家の別荘にたどりついた。そうして、開いている門を通って、玄関の中に入った。が、そこには誰もいなかった。
その時、奥から叫び声が聞こえた。
(こ、これは準ちゃんの声だわ!廊下の方から聞こえているわ!)
そうまさみは思った。
そうして、廊下につながるドアを開けた。
すると、廊下の隅の壁のところで、準三と、寺田が対峙していた。
そして、廊下の反対側の隅では、中村と乾、その近くに善一が倒れていて、その横で、里香が座って泣いていた。
「準ちゃーん!」
まさみは、準三のところへかけよったが、その瞬間、寺田は木刀を準三の右脇腹めがけて振り下ろしてきた。
まさみが準三の前に行ったので、まさみが左脇腹に寺田の木刀をくらった。
そうして、まさみはくずれ落ちた。
「ま、まさみじゃないか。どうしておまえがここに。それより、まさみ、大丈夫か!」
「大丈夫よ、準ちゃん、う、うう。」
そう言うと、まさみは気絶してしまった。
準三は、気絶したまさみを左の壁にもたれさせると、寺田の顔を見た。
「寺田、きさま、俺のかわいい奴隷をよくも傷つけてくれたな。」
「知らんがな。その女がいきなり間に入ってきただけやんけ。」
「きさま、まさみをひどい目にあわしやがって!俺は、必ず、おまえをぶち殺してやる!」
準三は、鬼のような形相をして、寺田を睨んだ。
「そんな顔をしても無駄や。おまえはもう俺の剣法にはかなうまい。せやから、今度はとどめをさしてやるよ、関!」
そう言うと、寺田は準三との間合いを詰めていって、木刀を準三の左胸の脇めがけて右斜め上から振り下ろした。
準三は、左腕で木刀を受け止めなかったので、木刀を左胸の下部にくらった。
「ぐえー!」
準三は、思わず、座り込んで、左手で左胸を押さえて、しゃがみ込んだ。
(うう、今ので、左胸の下のあばら骨が折れた。)
そう準三は思った。
そうして、まわりを見まわした。
すると、ヌンチャクが二本、近くの床にあった。
(ヌンチャク二本!そうだ!俺は腕が折れて使えなくのはいやで、腕にだけは寺田の木刀をくらっていないので、腕は動く。だから、ヌンチャクで、寺田を倒すことができるかも知れない!)
そう準三は思った。
準三は、左胸の痛みをこらえながら、素早く寺田の左横から寺田の後ろに出ようとした。寺田は、瀕死の準三がまさか、動くとは思わなかったので、体を右に動かして、準三を見ていただけだった。準三は、ヌンチャクのところまでたどりついた。それから、右手と左手にヌンチャクを一本ずつ持つと、寺田の方を向いた。
そして、次の瞬間、準三は右手のヌンチャクを寺田の顔面めがけて思いっきり投げた。
(第132話へ続く)
【この話はフィクションであり実在の団体や人物とは何の関係もありません。それと、”剣道三倍段”というのが事実かどうかは著者にはわかりません。最後にこの話もいよいよクライマックスに近づいてきました。次回をお楽しみに。】
[まさみ第二部索引へ→・・・→前回:第130話→今回:第131話]
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森山が運転するまさみ、恵、恵理子を乗せたポルシェは、別荘に行く山道を上に向かっていた。
「うう・・・・・・。」
「どうしたの、森山さん、さっきから顔色が青いけど、体の調子でも悪いの?」
助手席のまさみが森山に声をかけた。
「まさみ、実は俺は二日間徹夜しているんだ。それでここまでずっと車を運転してきて、さっきからずうっと右左とカーブが続く険しい山道を運転している。そのせいかわからないが、さっきから時々めまいがするんだ。」
「森山さん、車を止めて少し休んだら?」
「後少し、この山道を登れば関の別荘があるから、それまで何とか我慢するさ。それに、まさみが関に早く会えるようにしてやらないとな。」
「ありがとう、森山さん。」
そうまさみは言った。
しかし、森山は次のカーブで誤ってハンドルを切り過ぎてしまった。
「うわあああ!」
「きゃあああ!」
車は対向車線を越え、大音響をたてて、道路の横の山の斜面に突っ込んだ。
しばらくたって、まさみが気がついた。どうやら、森山と恵と恵理子の三人は気を失っているようだ。
まさみは、運転席の森山の体をゆすった。
「はっ!」
「森山さん、気がついた?」
「まさみ、大丈夫か、けがはしていないか?」
「わたしは大丈夫みたい。森山さんはけがはないの?」
「うう。俺は、右足を痛めたみたいで、右足に激痛がして足が動かない。だから、まさみ、俺はちょっと歩けそうになさそうだ。まさみ、おまえは歩けるか?」
「ええ、わたしはどこもけがをしていないみたいだから歩けるわ。」
「そうしたら、まさみ、助手席のドアは開くか?」
「やってみるわ。」
まさみは助手席のドアを開けようとした。
すると、助手席のドアが外に開いた。
「ドアが開いたわ、森山さん。」
「そうしたら、まさみ!地図を見た限りでは関の別荘は後少しこの山道を登って行ったところだ。だから、ここからはひとりで歩いて別荘にいる関のところへ行け、まさみ!」
「わかったわ、森山さん。でも、森山さんたちはどうするの?」
「携帯電話で、救急車でも呼ぶさ。俺と恵と恵理子のことは心配するな。それより、気をつけてな、まさみ。」
「ここまで本当にどうもありがとうございました、森山さん。」
そう言って森山に礼をすると、まさみは車の外へ出た。
そうして、ひとりで山道を別荘の方へ向かって歩き出した。
善一は、準三と睨み合いをしていた。
「関、俺は気が短いからな、武道の達人同士の勝負みたいにこういう悠長な睨み合いをし続けるのが嫌いでな。だから、本当は、おまえが俺に勝たない限りまさみと会いにいけないんだから、おまえが攻撃してくるのを待てばいいのだろうが、俺はこの日本刀で先に攻撃させてもらうぜ!」
「好きにしたらいい、若菜さん。」
そう準三が言うと、善一は、準三に近づき、上段に構えた日本刀を振り下ろした。
準三は体を横にずらしながら、両手に持ったヌンチャクで、日本刀を受けようとした。が、準三は日本刀から体をかわすことが出来たが、両手に持ったヌンチャクは日本刀に当たり準三の両手からはじかれてしまった。
そのため、準三は、何も武器を持たない状態になってしまった。
「ふふふ。関、これでおまえは丸腰だな。そうしたら、おまえをこれから切り刻んでやるぜ。」
善一は、再び日本刀を上段に構え、準三めがけて振り下ろした。
準三は、左足を軸にして右足を後ろにずらして日本刀をかわした。
「ふふふ。極東空手の奥義の流水の動きという奴だな。森山さんがしているのを見たことがある。だが、かわすだけでは俺を倒せないぜ。」
そう言うと、善一は再び上段に構えた日本刀を準三めがけて振り下ろした。
準三は、流水の動きで再び善一の日本刀をかわした。それからは、善一は上段に構えた日本刀を振り下ろすのを何回か繰り返した。そして、その度に準三は流水の動きで日本刀をかわし続けた。
が、知らない間に、準三は、部屋の隅の、横に乾と中村が寝ている壁際に追いつめられていた。
「ふふふ。関、おまえの後ろは壁で、横にはおまえが倒した乾と中村が寝ている。これで、おまえはもう流水の動きで俺の日本刀をかわすことは出来ないようだな。」
「そうだな。流水の動きはこの位置では使えないようだぜ。」
そう準三は言った。
善一は、再び日本刀を両手で持って上段にかまえた。
「関、元東京一のヤンキーの俺でも、真剣で人を殺すのは初めてだ。さすがに人を殺すと思うと体が震えるぜ。だけど、俺のかわいい妹の里香をあんな目にあわせたおまえを許すことは絶対にできない。だから、死ねえ!」
そう言うと、善一は関の脳天めがけて、日本刀を振り下ろした。
しかし、関は、すばやく乾と中村の体に飛び乗ると、斜め横から善一の顔面めがけて、跳び蹴りをくらわせた。あごに蹴りをくらった善一は、廊下の横の壁まではじき飛ばされ、くずれ落ちた。
「お兄ちゃん!」
里香は、倒れた善一のところへ行って、しゃがんで善一の肩をゆすった。
準三は、気絶した善一の手から日本刀を取ると、下に置いた。
「残念ながら妹のかたきは取れなかったようだな、若菜さん。」
そう準三は言った。
その時、善一のところへ行こうとする里香を制止していた寺田が口を開いた。
「そのようやな。だが、俺が若菜兄妹のかたきは取ってやるで。」
準三は、寺田の顔を見た。
「まだ、あんたを倒さないと、まさみのところへはいけないんだな。」
「そや、関、この中でいちばん強い剣術家の俺を倒さなんだら、おまえは好きな女を取り返すことはでけへんでえ。」
そう言うと、寺田は持っていた木刀を両手で持って、上段にかまえた。
準三も、寺田を睨みつけると、右手を上にあげ左手を下におろして天翔のかまえをした。
里香は、気絶している兄のところへ行って、善一にしがみついた。
「言っとくけど、関、おまえの空手の技を少し見してもろたけど、その程度の技やったら、俺を倒すことはでけへんで。わっははは。」
寺田は、笑いながら、そう言った。
(第131話へつづく)
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泣き叫ぶ、安部幸子!!SMサイト【 このメス豚がぁぁぁ!!!】のHV.007安部幸子:[レビュー記事その1]
「このメス豚がぁぁぁ!!」動画HV007:安部幸子MOVIE

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2008/7/24ノーマルなセックスではもう満足出来ないこの変態女は快楽を求め、あまりの激しさに意識が飛ぶくらいに感じまくる! 【浣腸ジャンルセル動画】続・浣腸14【DUGA】 2008/7/24看護学校卒業したばかりの薄幸の美女小川里美さん。病院に勤務して間もなく、浣腸マニアの医師に慰めものにされてしまいます!大胆にも診察室で浣腸プレイ。大量の浣腸便を容器の外にこぼしてしまいます!・・・・・・ |

善一は、準三を睨みつけた。
「てめえ、そんなところに隠れていやがったのか。どうして、俺が出てこいって言った時に、すぐに出てこなかったんだ、関?」
「ふん、何を言ってやがる。俺ひとりしかいないところへ、日本刀のおおだんびらを振り回しながら入って来やがって。しかも、三人も連れて来ていて、ひとりは木刀を持っていて、もうひとりはプロレスラーみたいな体格をした奴がいるじゃないか。どうせおまえたちは、俺を倒しに来たんだろうから、ひとり人数を減らしてから登場したというわけさ。」
「けっ、それで中村を倒して出てきたのか?でもな、中村は元々大した戦力にならないと思っていたから、倒されてもどうってことないぜ。それより、元プロレスラーの乾、柳川流剣術継承者の寺田師範、それに関東一のヤンキーだった俺に、勝てるのかな、関!」
「ふん。寺田さんはともかく、若菜さん、あんたや乾さんはもう現役じゃないんだろ。元現役の奴よりは、アマチュアだが現役の空手マンの俺の方が強いと思うぜ。」
「何だと、この野郎!てめえ、俺がぶち殺してやる!」
善一はそう言うと、右手に持った日本刀をかまえた。
その時、善一の左にいた乾が右手で善一を遮るようにした。
「社長、ちょっと待って下さい。」
「何だ、乾?」
「社長、わたしに先にやらせてもらえませんか?」
「大丈夫だ、乾。こんな奴は俺ひとりですぐに片付けられるぜ。」
「それはわかります。しかし、わたしも関が言った「現役じゃない奴より俺の方が強い」という言葉に憤慨しているんです。いくら現役を退いたとはいえ元プロレスラーというものがどんなに強いものか、関にあじあわせてやりたいんです。だから、お願いします。俺に先にやらせて下さい、社長!」
「なるほど。日頃、俺には控え目なおまえがそれだけ言うんだ。よほど、おまえも関の言っていることが腹にすえかねるんだろう。わかった、ぞんぶんに闘って、関をしとめてこい、乾!」
「どうもありがとうございます、社長。」
乾はそう言うと、善一の前に出て立った。
「俺が相手をしたらあ、関。おまえはさっき俺のことを元プロレスラーとゆうたが、俺はプロレスで対戦相手を殺して、現役を辞めたんや。その俺の強さをおまえにもしっかりとあじあわせてやる。ところで、関、俺は*すてごろでおまえと闘いたいさかい、そのヌンチャクを下に置いてくれへんか?」
「わかった、乾さん。武器を持っている二人と違って、元プロレスラーのあんたが、三人の中でいちばんフェアな精神の持ち主のようだな。」
準三は両手に一本ずつ持っていたヌンチャクを左下の床に置いた。
「ほな行くでえ、関!」
そう言うと、いきなり、乾はダッシュして、準三に右手で張り手をくらわせた。準三は後ろにはじき飛ばされ、壁に激突した。
「うぐぐぐぐ・・・・・・。」
そうして、床に倒れた。
「これが俺の挨拶だ、関。どうだ、これが元プロレスラーの力だ。」
「う、うう。なかなかのものだな。だが、この程度のことで俺はやられやしないぞ。」
そう言うと、準三はゆっくりと立ち上がっていった。
そうして、準三はこぶしを握って、両手をかまえた。
「ふふふふふ。そうしたら、今度はおまえがかかってこい、関。」
「わかった。」
そう準三は言うと、乾に近づいて、右手で正拳突きをした。
が、乾は右に体を動かして正拳突きをかわすと、準三の空手着の右の首の部分を右手で、左の首の部分を左手でつかんだ。そして、そのまま準三を上に持ち上げた。
たちまち、準三は苦しそうな表情になった。
「ふふふ。首を絞められたら苦しいやろう、関。俺は、元々、高校まで柔道をやっていてな。だから、おまえの首をしっかり絞めて*落としてやるぜ。」
そう言うと、乾は両手に力を入れて、準三を落とそうとした。
が、準三は乾のあごに前蹴りをくらわせた。
「うぐっ!」
そう叫ぶと、乾は両手を離した。
準三は、両足を床について、乾から離れた。
乾はあごを右手でなでた。
「ふふふ。関、なかなかおまえもやるようやな。せやけど、当たらぬ正拳突きやあごをなでるような前蹴りでは俺は倒されへんで。ここは、一丁、おまえのいちばん得意な技で攻撃してきたらどうや、関?」
その乾の言葉を聞いて、準三はにやりと笑った。
「わかったよ。そうしたら、俺のいちばん得意な技を出してやる。当たったらみんなが血を吐いて倒れる俺の最強の右正拳突きをくらえー!」
そう言うと準三は、乾に近づき右正拳突きを出した。
乾は、すばやく体を動かし、正拳突きをかわすと、準三の右腕を左手でつかんだ。そうして、準三のふところに入って準三をかついだ。
「さっきかわされた正拳突きをまたやるとはのうがないのう。そしたら、俺の得意の背負い投げをくらえー!」
その時、寺田が叫んだ!
「ああ、乾さん。正拳突きを続けて出したのは関のわなや!背負い投げをしたらあかん、あかんて!」
しかし、乾はその言葉を無視して、準三を投げ飛ばした。
その次の瞬間、絶叫がこだました。
「ぐえええええ!」
関は、空中で一回転して、床に立った。
が、乾は後ろに仰向けに倒れて、そのままぴくりとも動かなくなった。
準三はにやりと笑った。
「せやから、背負い投げはあかんゆうたんや。」
そう寺田は言った。
「今のは、俺も見ていたが、関は乾が背負い投げで投げた瞬間に、乾の顔面に力まかせに蹴りをくらわしたようだな、師範。」
そう善一は言った。
「そうや。投げる瞬間に蹴りを食らうから、空手家に背負い投げをするのは、絶対にご法度なんや。」
「なるほど。でも、あんたみたいに、乾はそんなことは知らなかったわけだ。しかし、乾が俺の得意は柔道だと言ったら、右正拳突きをして乾に背負い投げをさせようとするとは、関の奴、少しはできるようだな。」
「ああ、大学生やさかい、頭はええようやで。」
そう寺田が言った。
準三は、気絶している乾の左腕をつかむと、部屋の端の壁の下の床に伸びている中村の横まで運んで、床にある二本のヌンチャクを右手で取った。
そうして、善一と寺田のほうを向くと、両手にヌンチャクを一本ずつ持ち、かまえた。
「さあ、今度はどちらが相手をしてくれるんだ、若菜さん、寺田さん。」
善一がにやりと笑った。
「もちろん、俺が、相手をして、里香の背中に鞭打ちであんなひどい傷をつけたおまえを、必ず殺してやるぜ!」
善一はそう言うと、右手に持った日本刀を上段にかまえた。
(第130話に続く)
*すてごろ・・・お互いに武器を持たずに素手で喧嘩をすること *落とす・・・柔道の絞め技で相手を気絶させること
[まさみ第二部索引へ→・・・→前回:第128話→今回:第129話→つづき:第130話]
【何かSM小説というより、昔の少年マガジンの漫画みたいですけれど、後数回でこの話も終わるのでそれまでおつきあい下さい。それと、盆も今日で終わりで、本業の忙しい時期も過ぎ、夏休みの家族サービスもだいたい終わりましたので、これからはもっと短い間隔で小説をアップする予定です。】
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「このメス豚がぁぁぁ!!」動画HV007:安部幸子MOVIE

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善一が、別荘の門を見ながら、口を開いた。
「さて、師範、もう中に踏み込んでも、問題ないでしょう?お互いの姿も肉眼ではっきり見えるようになったし。」
「せやな、若菜君。そしたら、中に突入するかな。」
「そうですね。ですけど、まず、この中から鍵がかかっていると思われる重厚な木で出来た観音開きの門を乗り越えないといけませんね。」
「せやな。」
寺田はそう言うと、門に耳を当てた。
そして、少しすると、善一の方を向いた。
「大丈夫や。門の反対側には人の気配はあらへん。せやから、誰か、この門を乗り越えて中に入って、鍵が外せるようやったら外してくれるか?」
「分かりました。おい、中村、おまえがやれ!」
そう善一が言った。
「えっ、わたしがですか?」
「そうだ。おまえがいちばん下っ端だから、こういう仕事はおまえがやるんだ。」
「わ、分かりました!」
中村はそう言うと、門を登り、乗り越えて、中に入った。
すると、すぐに中村は内側から門を開けて、外に出て来た。
「この木の棒が一本、横にかませてあるだけでした。」
「そうか。それで、中からすぐ門を開けられたのだな。中村、中は人気はなかったか?」
「門の内側から建物の入り口までの間には誰もいませんでし、人がいる気配は全くありませんでした。」
「そうか、わかった。そうしたら、突入しよう!」
「了解!」
こうして、善一、寺田師範、乾、中村は、門の中に入り、建物の玄関の前に行った。
善一は、玄関のドアの取っ手を持って、ゆっくりと前に引いた。
すると、玄関のドアが開いた。
「うっ、鍵がかかっていない。玄関のドアが開いたぞ!」
「若菜はん、危ないで!中から、関が飛び出してくるかも知れへん!」
「そ、そうだな。」
そう言うと、善一は慌ててドアを閉めた。
「おい、中村!」
「は、はい!」
「この玄関のドアを開けて、そっと中に入るんだ。」
「またわたしがやるんですか?」
「当たり前だ。おまえが若菜興業でいちばん下っ端だろうが!」
「は、はい!」
そう言うと、中村はドアの前に立って、ドアの取っ手を握った。
中村は、ドアの取っ手をゆっくりと引き始めた。
玄関のドアが少しずつ開いていった。
が、人が出て来る気配はなかった。
ドアが完全に開くと、中村は体を震わせながら、ゆっくりと中に入った。
「ぎゃー!」
すると、突然、中村の叫び声が聞こえた。
「どうした!」
善一は、日本刀を構えると、ゆっくりと中に入っていった。
中では、壁の横で、中村が下を指さして、震えていた。
「ム、ムカデが!」
「何だ、ムカデか。」
そう言うと、善一は、ほっとした顔をして、日本刀の先をムカデに刺した。
ムカデは動かなくなった。
「はあ、怖かったあ。」
そう中村は言った。
「中村、おまえはこんなものが怖いのか。男のくせに情けないぞ。」
「は、はい、どうも申し訳ありませんでした!」
善一は、まわりを見まわすと、外にいる寺田、乾に呼びかけた。
「おい、大丈夫だ。中に入ってもかまわないぞ。」
その言葉を聞いて、寺田と乾が中に入った。
善一たちは玄関を上がって、最初の部屋に入ると、まわりを見まわした。
「ここは鏡台とタンスがあるから身支度を調える部屋だろう。そこが台所兼食堂で、その隣がトイレとバスルームみたいだな。ちょっとみんな人がいるかどうか調べてくれ。」
そう善一が言うと、寺田は台所に入り、乾はバスルームに入っていった。
しかし、すぐに二人とも出て来た。
「若菜君、台所には誰もいないし、料理を作った様子もないぜ。」
そう寺田は言った。
「社長、バスルームにもトイレにも誰もいませんし、バスには湯も汲んでありません。」
そう乾は言った。
「そうか。じゃあ、関がいるとしたら、そこの扉の向こうだな。」
善一は、扉を指さした。
すると、寺田が扉のところに行って、耳を当てた。
寺田は、すぐに、善一の方を見た。
「若菜さん、誰か泣いているような声が聞こえるぞ。」
「何だって!俺にも聞かせてくれ、師範。」
寺田が扉から離れると、善一が扉に耳を当てた。
善一は、すぐに顔色を変えた。
「こ、これは、里香の声だ!」
そう言うと、善一はいきなり扉を開けて、中に入った。
そこは建物の南端から北端まで延びる廊下だった。
すぐに、寺田、乾、中村も廊下まで入って来た。
善一は、右を見て、呆然とした。
善一だけではなく、寺田、乾、中村も右を見て、唖然とした。
何と、そこには、後ろ向きに両手を上でそろえて縄でくくられたまま天井から吊られ、背中は鞭で打たれた傷で無数に出血した跡があり、そうして下には排泄物が入ったまの便器が置かれた状態のままで、里香が立っていた。
「り、里香あ!」
善一は、走って、里香に駆け寄って、里香の前に行った。
「里香、大丈夫か!」
「お、お兄ちゃん!」
「里香、すぐほどいてやるから、ちょっと待てよ!」
善一は、すぐに里香の両手をくくっている縄をほどいてやった。
里香は、両手が自由になると、善一に抱きついた。
「お兄ちゃん、会いたかった。」
「俺も、早くおまえに会いたかった。」
「お兄ちゃん、本当に、わたしを助けに来てくれて、ありがとう。」
「いいや、すまなかった、里香。おまえがこんなに傷まみれになるまで、助けにくることができなくて。」
「ううん、いいのよ、お兄ちゃん。」
「里香、この背中の傷は、関にやられたのか?」
「え、ええ・・・・・・。」
「くそー、関の奴、このかたきはお兄ちゃんが必ず取ってやるからな。それじゃあ里香、ちょっと手を離してくれるか。」
「え、ええ。」
里香が両手を離すと、善一は、里香の後ろに行き、日本刀を振り上げて、そして叫んだ!
「おい、関、どうせ、その辺にいるのだろう!さっさと出て来い!俺の、世界でいちばんかわいい妹をこんな目にあわせやがって!きさまを必ずぶち殺してやる!きさまも男だったら、こそこそと隠れていないで、男らしくさっさと出て来い!」
しかし、誰も出て来る気配はなかった。
「ちっ、おい、中村、廊下の右側にまだ開けていない扉が三つある。いちばん向こうの端の扉から開けていくんだ、中村。そして、関がいたら、すぐに俺に報告するんだ。わかったな!」
「はい、わかりました。」
そうして、中村は、いちばん向こうの扉に近づいて、扉を開けた。
その瞬間、中村は絶叫した。
「ぐえええ!」
みぞおちに横蹴りをくらった中村は、扉の反対側の壁まではじき飛ばされ、床に崩れ落ちた。
そして、扉の中から、空手着を着、黒帯を締め、両手にヌンチャクを1本ずつ持った男が現れ、善一や寺田師範、乾の方を見た。
「関準三、参上!」
準三は、にやりとして、白い歯を見せ、そう言った。
(第129話へつづく)
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森山は、真顔で、恵と恵理子を見た。
「まさみはああ言っているから、今から関の八ヶ岳の別荘に連れて行くことにする。それで、おまえたちはどうする?」
「わたしは、もちろん付いて行くわ。それで、まさみを関さんと一緒に死なせたりなんてそんな可哀想なことはしないわ。」
そう恵は言った。
「わたしも、一緒に行って、まさみさんを助けて上げたいわ。」
そう恵理子は言った。
「わかった。そうしたら、三人とも急いで出かける用意をするんだ。」
こうして、まさみ、恵、恵理子の三人は出かける用意をし、森山に連れられて、建物の一階の駐車場にやって来た。
森山は、ポルシェの前に来ると、リモコンでドアのロックを外した。
「さあ、まさみは助手席に、恵と恵理子は後ろの座席に乗るんだ。」
そう言われて、三人は車に乗り込んだ。
森山も車の運転席に座ると車のエンジンをかけ、車を発進させた。
「さあ、みんな、一般道から、名神高速道路に入ったら、善一たちに追いついて早朝までに関の別荘に行くために猛スピードで飛ばすからな。」
そう森山は言った。
準三は、携帯から望月探偵事務所に電話をかけていた。やがて、呼び出し音がなった。
そうして、電話がつながった。
「もしもし、望月探偵事務所ですか?」
「もしもし、関さん、関さんでしょ、その声は!」
「はい、関です。その声は、伊東さんですよね!」
「ええ、そうよ。」
「社長はまだいますか、伊東さん?」
「2時間ぐらい前に誰かから電話がかかって来て、出かけていったわ。その時、今日はもう帰れないと思うから、わたしに関くんから連絡があった時のためここに泊まってくれと言われたわ。」
「そうですか。」
「関さん、どうしてあなた、昨日の12時頃、新幹線から連絡をくれた後、ずっと連絡をくれなかったの?」
「連絡をしなかったのは申し訳ありませんでした。が、その理由は後で話します。それで、伊東さん、社長がいないのなら、伊東さん、まさみと恵さんの居場所がわかったのでこれからそれをあなたに教えます。」
「まさみさんの居場所がわかったの?そうしたら、それを社長に連絡するからまさみさんの居場所を教えて。」
そう伊東が言うと、準三はまさみに教えてもらった場所を話した。
「なるほど。大阪市北区の太融寺の辺りね。わかったわ。至急、社長に伝えるわ。」
「それで、もう一つ、大事なことを話します。その若菜興業の事務所は、女体調教師が全部出払ってしまって、今、まさみたち以外には、極東空手四段、元極東会本部指導員の森山という男しかいません。明日の午前中ぐらいまでは森山しかいないと思いますので、出来るだけ早く社長や望月探偵事務所と関係のある腕に覚えのある者何人かでそこに突入して、まさみたちを救出して欲しいのです。森山はひとりでいますが、空手の達人で相当な腕なので、くれぐれも森山をあなどらないようにして下さい。お願いします、出来るだけ早く、森山に応援が来る前に若菜興業に行って下さい、伊東さん!」
「わかったわ。社長に連絡して、まさみさんたちを早く救出出来るように最善を尽くすわ。それで、あなた今どこにいるの?」
「それは言えません。ただひとつ言えるのは、わたしがここに森山以外の若菜興業の女体調教師たちをおびき寄せたということです。だから、わたしは彼らに殺されてしまうかも知れません。もし万一のことがあったら、まさみたちをよろしくお願いします。」
「何言ってるのあなたあ、そんな、自分がおとりになっていい格好をしようなんてだめよ
!今すぐに、どこにいるか言いなさい、関さん!あなたを真っ先に助けに行くから!」
「伊東さん、あなたには今まで大変お世話になりました。まさみたちの救出、それだけは必ずお願いいたします。」
そう言うと、準三は携帯電話を切った。
真夜中に、関家の八ヶ岳の別荘の近くに、ベンツが止まった。
「どうした、中村。もう少し、別荘の近くまで行かないか?」
「ここら辺ぐらいに止まるのが、安全じゃないですか、社長?どうせ、別荘はもう坂の上に見えているじゃないですか?」
「俺もそう思うで、若菜はん。」
そう寺田が言った。
「そうですか、寺田師範。わかった!みんな、ここで降りて、関の別荘に向かおう。」
こうして、善一、中村、乾、寺田師範の四人は車から降りて、坂の上の別荘へ続いている道を歩いて行った。
そうして、四人は、別荘の前までやって来た。
善一は、みんなを見回した。
「さあ、どうする?」
そう善一が言った。
「社長、今から、突入しましょう!」
そう乾が言った。
「いや、みんな見てみろ、別荘の窓を!」
そう寺田師範が言った。
「全部、真っ暗やんか?俺たちは、別荘までの地図は原口探偵にもらってここまで来られた。だが、さすがに原口もこの別荘の間取りは短時間で調べることができなかったので、俺たちにはわからない。俺は、間取りのわからない、真っ暗な家の中へ、四人で踏み込むのは危険だと思う。なぜなら、入って行った先には何があって、いつ関が飛び出してくるかわからないからだ。」
「それじゃあ、どうしたらいい、師範?」
善一が言った。
「夜が白んできて、肉眼でもまわりがわかるようになってから、突入した方がいい。その方が、安全に確実に、関を倒せる。」
「夜が白むまで待った方が安全か、師範?」
「ああ、関はたかだか極東空手の初段だろ。東京で喧嘩十段やった若菜はん、リングで対戦相手を殺した元プロレスラーの乾はん、それに俺がいて、関らしき奴に同時に襲いかかったら、真っ暗やったら同士討ちをしてまう危険がある。せやけど、明るいところで、関を見つけたら、俺たちなら関をなぶり殺しにできる。そう思わへんか、若菜はん?」
「しかし、里香がいるんだぞ。早く助けてやらないと里香が危険じゃないだろうか、師範?」
「関も俺たちが来ることは知っているだろ。だから、もうこの時間になったら、俺たちが来るのを警戒して、別荘のどこかに潜んでいるはずだ。里香さんには、もうかまってへんと思うよ。それに、関はSMプレイをしただけで里香さんに生命に関わる傷をつけてはいないと思う。せやから、今から夜が白むまで待っても、里香さんについては大丈夫やと思うで。」
「わかった、師範。そうしたら、俺の気持ちとしては一刻も早く里香を助けてやりたい気分だけれど、もう少し、夜が白んで、まわりが肉眼で確認できるようになるまで、待とうか?」
「それがええと思いまっせ。特に、初めての場所に来た場合はね。」
「わかった、みんな、ここで夜が白むまで待とう。」
それから、2時間ほどたって、東の方から、夜が白んできた。
(第128話につづく)
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笹塚蓮
西山百合
HV.007「
南明日香
【単品販売】































